Project Story 02 リソルネット
「空き」を価値に変える。
パレットが革新をもたらす物流業界の働き方
Introduction
物流業界を悩ます、ドライバー不足や長時間労働などの課題。これらの問題解決のカギになるのが、手積み・手降ろし作業の負担を軽減するパレット輸送です。ですが、輸送後の空パレットをどう回収するかは、多くの企業にとって悩みの種でした。この課題に対し、トランコムは全国規模のネットワークを駆使し、空パレットの回収サービス「リソルネット」というソリューションを提示。一人の社員の気づきが、いかにして業界の「当たり前」を変えるのか。その挑戦の物語をご紹介します。

Profile

2003年中途入社
執行役員
T.M.
※記載の事業先・役職は、
インタビュー当時の情報を掲載して
います。
- 2003
-
トランコム入社
中途採用で入社後、大阪情報センターでマッチング業務を学び、チーフまでを経験。その後、奈良情報センターや広島情報センターのセンター長を担当。センターの運営の安定化や業務拡大に貢献する。
- 2015
-
中ロット関西センター
新規事業責任者として異動。立ち上げ間もない新規事業の立て直しを担う。
- 2018
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パレット回収サービス開始
「リソルネット」の前身になるパレット回収サービスを開始。お客様からの相談に応え、全国にある数万枚のパレットの回収を支援する。
- 2023
-
物流情報サービス事業に異動
ゼネラルマネージャーとして事業部全体を統括。現場の状況を踏まえながら事業の方向性を検討し、導く役割を担う。
- 2025
-
執行役員に就任
執行役員として事業全般の方向性を策定。特にトランコムのパートナーにあたる輸送会社との関係性強化やシナジー創出を主なミッションとする。

物流業界の課題を背景に、
「空きスペース」から生まれた新発想
トランコムの「中ロットサービス」は、1台のトラックに複数の貨物を組み合わせて輸送を行います。このサービスの課題は、組み合わせる荷物が見つからない場合、トラックの空きスペースが無駄になってしまうこと。どうすればこのリスクを減らせるか考えていた時、「いつでもどこでも、ある程度の量が見込める荷物はないか?」と思いついたのが、使用済みの「空パレット」の輸送でした。
ちょうどその頃、物流業界ではドライバー不足や長時間労働が社会問題化し、「ホワイト物流」の推進が叫ばれていました。手積み・手降ろし作業の負担を軽減するパレット輸送は推奨されていましたが、一方で「使用済みパレットの回収」は、多くのメーカーにとって大きな課題となっていました。当時、私が社長に相談したところ、「単なるコスト削減策ではなく、社会的な意義を持つサービスになる」と背中を押してくれ、プロジェクトチームが結成され、サービス実現に向けて動き出したのです。

全国のネットワークを活用し、業界の常識を覆す
もとよりパレット回収のニーズは高かったこともあり、「リソルネット」という新サービスが始まりました。しかし、ニーズは確実にあるとはいえ、「価格や条件の設定が複雑で難しい」という課題がありました。「1枚から回収する」というサービスが本当に事業として成り立つのか、社内においても、その意義や運用方法を現場レベルまで浸透させる必要がありました。
しかし、日々全国で1万台以上のトラックを動かしているトランコムのネットワークを活用すれば、少量でも効率的に回収できる可能性があります。私たちは、お客様の立場に徹底的に向き合い、回収頻度や伝票発行など、個別のニーズに合わせた提案を重ねていきました。特に、パレットを「出す側」だけでなく「受け取る側」の要望にも耳を傾け、双方にとってメリットのある仕組みづくりを心がけました。このプロセスを通じて、社内にもサービスの価値が浸透し、多くの協力者が現れてくれたことが、プロジェクト推進の大きな力となりました。
コロナ禍を乗り越え、物流の未来をつくる挑戦が続く
サービス開始後、順調にスケールを拡大していましたが、2020年にはコロナ禍という大きな壁が立ちはだかりました。物流業界では輸送量が一時的に落ち込む事態となりましたが、コロナ禍の中でも既存のお客様からのニーズは継続しており、コロナ禍が落ち着いてからは再びパレット化の波が強まりました。そして現在も、物流効率化やドライバー負担軽減の流れはますます加速しており、パレット化と回収のニーズは今後さらに高まっていくでしょう。
「リソルネット」を通じて実感したトランコムの良さは、一人ひとりの小さな気づきやアイデアを大切にし、挑戦を後押ししてくれる文化があること。そして、困難に直面した時に発揮されるチーム力です。「リソルネット」も、私一人の力ではなく、周りの仲間がさまざまな視点やアイデアを与え、育ててくれたからこそ形になりました。これからも、お客様の声に真摯に耳を傾け、時代の変化に対応しながら、より良い物流の未来をつくるための挑戦を続けていきたいです。
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